スポンサーリンク

内部神性構造を知って最善を尽くす

人間を完成させるためにはどうすればよいかというお話の流れで

守護霊守護神と肉体人間との協力によって、はじめて完成されるわけです。それを今までの宗教というのは何かというと、肉体の人間が自力で修養して立派になって、それでやれ、というわけ。

ところが修養して立派になるというのは、限界があって、なかなか神と同じような人間にはなれない。そうすると、今度は逆に、仏さま神さまだけを頼って、神さま、仏さまとばかりやるようになる。

ところがその神さま仏さまの正体がわからない。宇宙神にいくら頼っても駄目なんです。宇宙神というのは法則で、大生命の流れが流れているんだから、いくらそれに頼ったって、きいてくれないわけです。

どこに頼るのか?そこで私が初めて守護霊守護神を説いたわけです。宇宙神の中の一つの働きとして、ものを創り上げる働きをした神さまがあり、天地創造の神さまがあり、いろいろの神さまがある。

その中で、人類を守るために遣わされた神さまが、守護神、守護霊なのです。守護神は一人一人についているわけです。守護神が、はじめの先祖を救い上げて守護霊にし、守護霊守護神としてはじめて肉体人間と直結して、三者一体、三位一体で世界を完全にしてゆくわけです。

それをはじめて、私が具体的に、系統的に守護霊守護神、分霊魂魄(こんぱく)と書いたわけです。そこではじめて本当の宗教が成り立ったわけなんです。守護霊守護神とそのまま一緒になって、肉体人間がやっていけば、必ず完全な世界が出来るにきまっている。

ただ辛抱しなければなりません。すぐ出来ないんだから。まさか大福もちを作るように、パッパッと作って、「さあ、お上がり」というわけにはいかない。一生通してやるか、二生通してやるかわからないけれど、とにかく辛抱しながら、忍耐しながら、守護霊守護神とつながりながら、平和の祈りの運動をしていれば、やがて世界平和が出来るに決まっています。これは時間の問題です。

なぜ決まっているか、というと、神界では出来ているんだから。出来ているものは必ず出来るに決まっているんです。出来ているものを、ただ現象界にうつし出すんですから。だからうつし出しさえすればいいわけです。

うつし出すためにどうしたらいいか、というと、うつしたものを素直に行じればいいわけ。うつったものは何かといえば、守護霊守護神のほうで知っていて、肉体のほうではどういうことが出来るか知らないわけだから、「そこで守護霊さん守護神さん、よろしくお願いします。」と言って、守護霊守護神の中へいつも入っていて、この肉体の生活の置かれた環境で、自分が最善を尽くしていればいい、ということなんです。

守護霊守護神を知らないで、ただ肉体で最善を尽くしていたって、それだけでは足りない。守護霊守護神につながって、しかも肉体的な最善を尽くしてゆくことが、やがて世界を平和にすることになってゆくわけです。

五井昌久著『質問ありませんか?〈2〉聖ケ丘講話』より

※五井先生は内部神性の構造について、著書『神と人間』において下図のように解説されています。

内部神性構造大