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いのちの親のことば

おまえはわたしの子なのだよ、光り輝くものなのだよ。おまえが今、生活に苦しみ、病気に苦しんでいるように見えるけれど、それは決して、おまえの本心が苦しんだり嘆いたりしているのではないのだよ。

そうした苦しみや嘆きは、おまえがわたしのほうを振り向かないで、おまえが勝手にその苦しみの中に入り込んでしまっているのだよ。

だからわたしは釈迦をつかわして、この世のすべては無であり、空である、み仏だけの世界なのだと説かせたり、イエスをつかわして、おまえたちすべて罪悪観念の贖罪者として、おまえたちすべての悪とか、迷いとか云う想念(おもい)を十字架にかけてみせ、人間には本来、罪穢れはないのだよ、と知らせてやったけれど、おまえたちには仲々わからない。

そこで今度は、守護霊、守護神と云うものを、おまえたちの救いとしてはっきり示したのだよ。そして、その力にしっかりすがっていさえすれば、いつの間にか、わたしの子であることがはっきり判って来て、おまえたちが勝手に作り上げた罪悪感や、業想念行為の渦から知らぬ間にぬけ出してしまい、そうしたマイナス面は消滅してゆき、おまえたちの世界はわたしの姿をそのまま現わした大調和世界、愛と真と美の世界となるのだよ。

何でもよいから、想いのすべてを守護の神霊を通して、わたしの方へ向け通していればよいのだ。それを祈りというのだよ。

高橋英雄編著『武産合気』より