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平和をつくる心とは

この宇宙の在り方というものは、一つの法則によって支配されているので、自分の出した想念波動や行為が自分に返ってくる、という法則も厳然としたものなのである。

だから、この地球世界が戦争や天変地異や、公害や、その他もろもろの不幸災難を起こしているということは、その地球に住む、すべての人の想念行為の中に、そうした原因があるのであって、他人や他国にあって、自分や自国にはないのだ、ということはいえないのである。

その理を知らないで、ただ現われた現象面だけを非難し、弾劾して、その現象面だけを直そうとしても、それはただ一時その現象が引っ込んだりすることはあっても、完全に直ることはない。

この世を完全に平和にしたい、争いや不幸災難のない世界にしたい、と思うなら、まず自分の想念行為を平和にし、調和したものにする方向に向けてゆかなければ、どうしようもないのである。

真の平和運動というものは、そういう考えを基盤にして、はじめて成り立つので、いたずらに他を誹謗し、非難しているようでは、業の輪廻になってしまって、宇宙の正しい法則に、地球人類を乗せてゆく運動にはならないのである。(中略)

平和をつくる心とは、神の愛を信じて、自分を平和な心にして、世界の荒波に処してゆく心なのである。

五井昌久著『心はいつも青空』より