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自然現象と神々の働き

(前略)雨が降る、風が吹く、という何でもなさそうな自然現象でも、なんの智恵も計画もなくて、その場、その時に、いたずらに降ったり、吹いたりするものではないのです。

霊覚によってみますと、たとえ少しの雨、少しの風といえど、神のみ心が働かなければそこに作用することができないのです。

雨風には雨風を作用するための存在が、厳然としてあるのです。

そうした天象をあつかう神様は、時にはいろいろの竜神の姿として、霊能ある人々に感得されています。

ただ一滴の雨、一陣の風といえど、地球界においては、地球人類の想念行為を元として、天象をあつかう神々が、人類進化の一こま一こまとして、人類をより生かすための愛の行為として、行なうものなのであります。

台風などが起こって、大きな損害を人類に与えることがありますが、それは人類を蔽(おお)っている業を、もっともよい方法で消滅していてくれるのでありまして、それがなければ、より大きな何らかの災害によって、人類は自己の業を消滅してゆかなければならないのです。

人類がこの地球世界を円満に、調和した世界にするためには、人類自身の業をすっかり消滅してしまわなければならないのです。(後略)

五井昌久著『自らを信ぜよ』よ