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人を表面だけで判断してはいけない

現在は無神論者、唯物論者と見え、全く宗教を無視しているような人で、実は内部に深い宗教心を持っている人がたくさんあるのです。

ただまだ時期が来ないので、内部の宗教心が、表面に神仏信仰という形に現われていないだけなのです。

しかし、そうした人は、現世利益だけで宗教信仰している人よりは、よほどに良心的な行為をしていて、人のため社会のため尽くしている、愛の深い人が多いのです。

ですから、いちがいに、あれは無信仰だと人をけなしたりすることは出来ないのです。

そのけなしている人より、けなされている人のほうが、後には深い宗教信仰者になり得るからです。

五井昌久著『信仰と直観』より