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全部任せなさい(後半)

(つづき)
だから全託さえすればいいんですよ。
神さまに全部の運命を
任せるということが、
一番大事なことなんです。

半分任せるというのはダメです。
全部任せないといけない。
高橋君の場合でも、
半分だけ任せたり、
一家が全部任せなかったら、
高橋君は死んでいるんです。
ところが全部任せたから、
きれいに治ったというわけです。

皆さんでも、
どんな病気でもかまわない、
どんな貧乏でもかまわない、
どんな自分の性格が悪くても
かまわない。

悪い性格も、
悪い病気も不幸も、
全部任せるんです。

自分でなおそうと思ったり、
自分でとやかく思っちゃいけません。

自分というのは、
即ち無いんです。
自分というのは消えてゆく姿なんです。

自分だ自分だと思う自分は、
消えてゆく姿です。
いいことをしようとする自分も、
悪いことが出てくる自分も、
すべてそれは消えてゆく姿であって、
”在るもの”は、
神さまの子としての自分なんです。

”神さまの子としての自分”
というのは何かというと、
光り輝いている自分、
無病息災な健全なる自分です。

怒りの心なんか出るわけない自分、
妬みの心なんか出るわけのない自分、
そういう神さまを否定する想いが
出るわけのない自分なんですよ。
(中略)

私の教えが本当にわかると、
過去世の因縁が現われて来たって、
そんなの問題じゃないです。

病気になったって、なんでもない。
貧乏になったって、
なんでもなくなっちゃうんです。

それでいて自然によくなります。
商売をしていれば、
必ず繁盛するでしょう、
成果もあがるでしょう。

だた完全になる過程としては、
色々なものが現われてきます。

しかし、教えを
本気になって三年もやれば、
いや三年とはいいません。
一年もやれば、
必ずその人たちは
前の生活とまるっきり変わります。

それはハッキリしています。
高橋君みたいに、ちょっとの間で
パッと変わる人もあります。(後略)

五井昌久著『自由解脱への道―聖ケ丘講話』より