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奥の世界を観る眼をもつ

(前略)
神さまを知っている人は、
明るい世界の光の中で、
音楽を聴いたり、
絵を見たりして暮らす。

皆さんは物質というと、
肉体界だけが物質
と思うでしょうが、
幽界にも、霊界にも、神界にも
物質があるんですよ。

それで、統一したら
富士山が見えたとか、
お社があったとか、
山や谷があったとかって
よく言いましょ。

村田さんも『霊界通信』で
書いてますしね。

物質が無いものなら
見えるわけがないでしょ。

ところが、神界にも霊界にも、
この肉体界より
ズーッと微妙だけど
物質波動があるんです。

それで、この世に本当に
地上天国が出来る場合には、
どういうことになるかというと、
今の肉体人間のように
愚鈍じゃない人間になる。

大方の人は一を聞いて十を知らない。
とにかくのろいですね。
パッとわからない。
人の心さえもわからない。
なんにもわかんない。

ただ肉体の姿を見て、
「ああ、あのひと鼻が高い、
目が大きい」と、
こう見るだけでしょ。

私は肉体の鼻も見ますよ。
「あのひとの鼻の穴は大きいな」って
見ることもあるけど、
その鼻の穴を通して
奥も観てますよ(笑)。

奥も見える。
皆さんは鼻の穴、目玉だけ見える。
それはあまり聡明じゃない。

肉体の姿を見ると同時に
心の中をも見る。
ズーッと奥まで観える人間が
多く出来なけりゃいけませんでしょ。

お互いが心の中まで
見え合っていたら、
嘘も隠しもないから、
お互いにだまし合うこともありません。

お互いだませないし、
だます必要もない世界が出来れば、
否でも応でも世界が平和になります。(後略)

五井昌久著『永遠のいのち―本当の自分に出合う 聖ケ丘講話 (聖ヶ丘講話)』より