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気について(前半)

(前略)ここで人間が生きていく上にとって大事なことである気ということについて、ちょっとお話ししておきましょう。

気というのは普通、勇気、根気、短気、元気、和気、合気等々、いろいろ使われていますが、根元は宇宙大生命の心のひびきのことをいうのです。

そのひびきが合すれば合気であり、和すれば和気であり、ひびきの範囲が短くて、届き合わなければ短気というし、楽天的でおおらかならばのん気という、というように表現がなされているのであります。

この気を力強くとらえれば豪気といい、その反対が弱気というのです。

確かにこの”気”がしっかりしていなければ、ろくな生き方は出来ません。

その反対に勇気があり、和気に満ちているようであったら、人に立てられずにはおかれません。

この大事な気というものを、いつも澄ませ、清らかな正しいひびきにしておくためにはどうしたらよいかと申しますと、これもやはり、神との一体化を願う祈りによることが必要なのです。

それも個人的な祈りだけではなく、世界平和の祈りのような大きな祈りがよく、有効なのであります。(つづく)

五井昌久著『世界人類が平和でありますように』より