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平和運動の在り方について①

(前略)祈りということも、平和運動ということも、真実の在り方がわからずに、突き進んでいる人が意外なほど多いのです。そこで今回は、、このことに土手詳しく書いてみたいと思います。

祈りということは、たびたび申しておりますように、ただ単なる願い事や、おまじないではありません。

神仏の生命顕現、つまり、神さまから分けられた人間のいのちを、はっきり出し切った生活をすることでありまして、それにはいろいろの方法があるわけです。

手を合わせることもあるでしょう。
頭を下げることもあるでしょう。
神社仏閣に詣でることもあるでしょう。

しかしその根本は、すべて”神仏との一体化の実現”のためでなければなりません。

神仏との一体化とは、神さまからいただいている生命をそのまま真っ直ぐに現わしてゆくことです。

そう致しますと、神さまのみ心が地球上に実現してゆくことに、一人一人が正しく役立っていることになるのです。

現在の人間の世界は、肉体身で生活していますので、肉体生活の自由や便宜を、つまり肉体生活上のご利益を与えてもらいたい、という願望が誰の心にもありますので、それが神社仏閣への参拝になったりするのでありますから、この想いも仕方がありませんが、常にその底で、真の祈り心になっている必要があるのです。(つづく)

五井昌久著『世界人類が平和でありますように』より