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心の平安、心の平和①

(前略)最近、精神異常とかノイローゼとか、精神系統の病気の人が、突然に凶暴性を発揮して、人を殺したりする事件が多くなっています。

困った問題です。

一番問題なのは、精神状態が平和でないということです。

精神状態ばかりではなく、すべてにおいて平和でない状態が、この地球世界に充満している。

それは、幼稚園のときから大人になって就職するまで、ずーっと圧迫されているわけですね。

勉強しなければならないという圧迫、社会に出てはまた、社会からの圧迫がつづく。

それに、この世の中が騒がしすぎる。

落ち着いたことが一つもない。(中略)

こういう状態が先に直らないと、病人を病院へ入れたってなかなか直らない。

精神病者が増えるということは、一面には社会が悪いからなんですね。

言い換えると、個人というか、人類というか、人類の潜在意識に埋没されている、抑圧され、詰め込まれていた想いが、今生でもって、非常に活発に浮き出しているんです。

いわゆる地獄が、現象界の表面に現われてきているという状態です。

そういうように、宇宙の運行がなっている。(つづく)

五井昌久著『天の心かく在り―日本の進むべき道 (聖ケ丘講話)』より