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心の平安、心の平和②

(つづき)だから好むと好まざるとにかかわらず、精神病になる原因のもの、癌になる原因のもの、あらゆる病気の原因、不幸、悪の原因という、内に潜んでいたものが全部吹き出してきているんです。

だから現われの状態を処置しただけではどうにもならない。根本から直さなければならないんです。

そこで、自分の心を平静にして、精神状態を安定するようにしてゆくことが、まず第一番です。

現在は、いい加減な応急的なつぎはぎではなくて、根本から直さなければならないような時代に人類全部が追い込まれている。

個人も人類も、あらゆるものを根本的にきれいに浄化して、清らかな魂にならなければ、これから先は生きてゆけない、というような地球世界になってきているのです。

その一つの現われとして、精神病のような形で殺傷事件がたくさん現われてきているわけです。

それを防ぐためにも、自分たちがまず心の平和を得る、自分たちの心が平和になるという運動が一番大事なんです。

戦争だけを防いでも、みんながわけのわからない病気になったらしょうがないんですから、何をさしおいてもまずなさねばならないことは、心の平安ということなんです。

自分の心が平和になる、みんなの心を平和にするということです。(つづく)

五井昌久著『天の心かく在り―日本の進むべき道 (聖ケ丘講話)』より