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本当の日本の姿を現してゆくために

今の日本は、まだまだ本当に自由な国ではなくて、首相にしても日本独自の政策をなかなか行えないんです。いちいちアメリカの指図を受けるわけでもないけれども、アメリカの機嫌を損なわないようにしなければならない形になっているわけです。まだまだ日本の本質が現われていません。過去の歴史でいろいろ行ったこと、思ったことの集積が現われて、今日(こんにち)の日本の姿になっている。だけどそれは本当のものではない。

本当の日本の姿を現わすためにはどうしたらいいかというと、本当の日本人の心に帰らなければいけないのです。本当の日本人の心というものはどういうものかというと、愛と調和、誰とも彼とも仲よく出来る大調和の心です。正しいものは正しいように現われ、邪なものは自然に消えてゆくという形。

日本は日(ひ)の本(もと)の国ですから、日の本というのは、霊(ひ)の元の国、霊の根本、根源の国ということであり、それが日本の天命なのです。

日本は霊の根源の国であり、大調和の国であるという実体を現わさない限りは、本当に幸せにならない。日本が幸せにならないということは、世界人類が幸せにならないということなのです。

何故かというと、日本は大調和を創る霊の根源の国であり、そういう天命を持っているのだから、日本が大調和しなければ世界は調和しないわけです。

そこでよくよく見てみますと、今の日本はまだまだ調和していません。右だ左だ、なんだかんだと、四分五裂して騒いでいるわけです。だから一人一人が集まって、本当に調和の姿を現わしてゆく必要があるわけです。そこに生まれたのが世界平和の祈りなのです。

多くの人が前世の因縁因果のままに巻きこまれていて、神さまのみ心そのままに生きていないのです。みんな業想念波動の中に巻きこまれて今日まで来ているわけです。けれども、その業想念波動のままに巻きこまれて行ったんでは、いつまでたっても、個人にも人類にも幸せは来ないんです。

そこで守護霊・守護神さんの力を借りて、「守護霊さん、守護神さんお願いします、神のみ心を現わし得ますように、どうか大調和した日本が生まれますように、どうか平和な日本が生まれますように」という願いをもって生まれ出たのが、世界人類が平和でありますように、日本が平和でありますように、私たちの天命が完うされますように、という守護霊・守護神さんに感謝の祈りを捧げる祈り言葉なんです。だから必然的に世界平和の祈りが生まれたわけです。

五井昌久著『天の心かく在り―日本の進むべき道 (聖ケ丘講話)』より