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元は一つ

(前略)

なんでもかんでも、すべて神さまにお任せして、「五井先生!」と、皆さんが使っている神さまの代名詞を使って、「五井先生!」といって五井先生の中へ入ってしまう。

これ説明するのに、自分のことを言うんで、非常にむずかしいんだけれども、「五井先生!」と呼んで、肉体の五井先生を頼んで、大宮だの、千葉県の奥だの、静岡だのに来てくれるかしら?とよく思いますね。

九州だの、北海道だのと、たくさんありますが、「五井先生!」と呼んだら、肉体の五井先生が行けるかといったら、そんなことは出来ませんよね。

出来ませんけれど、五井先生は呼べば呼ぶところに行くんです。どこへでも行くんです。

北海道と九州と四国と、どっからでもいっぺんに呼んだって、いっぺんにそこへ行くんです。

何が行くかというと、五井先生という肉体に入って働いている神さまの光が、パーッと向こうへ走ってゆく。

もっと言い換えれば、自分(※あなた)の中にある神さまの光が外へ出てゆくということです。

同じことなんです。

人間というものは、二十何億の人間に分かれているけれども、本当は神一元で、一つの宇宙神の中にあるんです。

それが細かく分かれて二十何億の人間に分かれているけれども、それを分霊わけみたまというんです。

その中心が、直霊ー直毘なおひといいます。

それが分かれてみんなの中へ入っているので、元をただせば一つなんです。

その原理がわかってくると、「五井先生!」というと、どこへなりとも行くということがわかるんです。

「五井先生!」と想えば、五井先生はそこにいるに決まっているんです。

(後略)

五井昌久著『自由解脱への道―聖ケ丘講話』より