こないだも私は言いました。「これがだめだと思ったら、他を廻っていらっしゃい」ほうぼうじゅう廻って、やってみればいいんです。やってみて、「ああ、ここもだめだ、あそこもだめだ」とわかったら、また帰っていらっしゃい。そしたら今度は早いんです。「これっきりない」と思うんだから……。だから躊躇しないほうがいいですよ。
お友だちが「五井先生、だめよ、そんなもの」と言ったならば、止めてもらったらいい。どんどん他へ廻っていらっしゃい。何も拝み倒して、入ってもらう必要はないのです。いいですか。「是非入ってくださいな」って、拝み倒して入るような、そんなケチな神さまではないんです。みんな自分たちが救われるんだから、自分たちが救われるのに、救ってやろうというのに、それを生意気なことを言って、どうでも救われたくないならば、勝手にどこでも行って苦労して来い、と言ってやったほうがいいです。拝み倒して入ったって、そんなものろくなことはない。それは覚悟しなさいよ。拝み倒して入ってもらうほど貧弱な宗教ではないのだから。みなさん、そのつもりで自信をもって下さい。
必ず、全世界が世界平和を祈らなきゃならなくなるように決まっている。これは私が断言する。
だから、お世辞言いながら、「是非入ってください、一遍いらっしゃってください、いらっしゃってください」(笑)嫌だと言うのに、そんなことまでして来てもらう必要はないんですよ。(中略)人を増やしたいの一念で、無理やり押しつけたり、無理無理引っ張ってきたってしょうがない。守護神さんが頼む場合には、嫌でも応でも来るから……。
みんなここへ来る場合、守護神さんがああ先生に会いたい、世界平和の祈りの仲間になりたいというんで来るんです。ですからスラスラッと来ます。中には、「私は何もわからないで来ました」という人が随分います。途中でお会いまして、この人が来いと言うから来ました。なんだかちっともわからない。なんでしょうここは、なんて(笑)。そういう人には、私は黙って浄めておいて、「白光を読んで、またいらっしゃい」といって白光誌を渡します。白光を読めばわかりますからね。そういう人は、守護神が連れてくるから来られる。そして、そういう人が案外熱心になったりするのです。斎藤秀雄さんのように、はじめ霊光写真を見せられて、来たわけでしょ。霊光写真を斎藤さんに見せた人は来ないんだ。(笑)そんなもの、縁だからね。
先に入る人と、どうせ入るに決まっているのだけれど後から入る人と、一生、五井先生に会わないけれど、世界平和の祈りをやる人と、こう三段階にわかれている。
みんな全部やるに決まっているんですよ。これは断固として全部やる。生きとし生けるもの全部、世界平和の祈りをやらないではいられないのです。
五井昌久著『空即是色-般若心経の世界』より