自分たちが立派な人格になり、正しい運命を創り出すことに最大の重点をおくことです。
それには一にも二にも、自己の想念を神の世界、光の側、愛の世界、思いやりの側におかなければなりません。
人をおとしいれ、人を憎み、人を傷つける想いを出し、その想いを実行して、一時は自己の立場が優位に立ったように見えたり、気晴らししたように思えたりしましょうとも、それらの想念は神を離れた想念、光を離れた想念なのですから、自己の周囲は黒雲を呼び起こし、暗い波動で自己の内部の魂の光を包んでしまいます。内部の光がそれだけ蔽われて、真実の幸福、真実の自由からそれだけ遠ざかったことになるのです。
五井昌久著『日々の祈り』より