或る人が怪我をしたけれど、幸い大した傷でなくてすんだ、という話から~
「守護霊、守護神に素直に感謝していれば、必ず危ないところはさけさせてくれるよ。私なども自然に足を一歩左に寄せたら、とたんに車がうしろからものすごいスピードで走りすぎていったからね。もし、スッと何となく寄らなかったら、はねられていたでしょ。」
「守護霊さんの声がきこえて、こうしろといわれたほうがたしかじゃないか……・と思う人がいると思うのですが……・」
「いや、守護霊の声が耳にきこえるということは、いいように思うけど、どうしてどうして大変なんだよ。かえって把われたり、束縛されるようになるからね。余程の勇気をもった人でないとむずかしい。
それよりも、素直に守護霊さん守護神さんありがとうございます、と思っているほうがよいのです。そうすると、自然にスースーと危ないところをよけてくれるし、大難を小難にすませてくれる。
たとえ交通事故にあって死んだとしても、大難が小難ですんだんだよ。眼に見えない霊界での苦行がそれで代行されて、楽に霊界で働ける、ということもあるのだ。
だから、どんな場合にあっても、大難を小難ですませてくれている守護霊さん守護神さんから想いをはなしてはいけません。」
高橋英雄編著『続々・如是我聞―五井先生の言葉』より