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精神生活と物質生活の調和⑤

(つづき)

宇宙子科学の特質

私たちの宇宙子科学では、こうした面をはっきりさせておりまして、物質科学でいう原子の奥の素粒子といわれるものの、もっともっと奥の世界から説明を始めているのであります。

素粒子、つまり、電子、中性子、各中間子というものからすぐに波動説に飛び込んでゆく学説に対して、そうした学説と直通させながら、その波動の正体をさらに詳しく説いてゆくわけなのです。

そして一番現在の科学と異なるところは、精神波動は、物質機能から生まれるのではないことをはっきりさせているのであります。物質波動は物質波動、精神波動は精神波動とまったく別の範疇に置いて、しかも両(ふた)つの面の波動を調和させてゆくことの出来る科学が私たちの宇宙子科学なのです。

精神波動の根源を、活動している宇宙子といい、物質波動の生まれてくる根源を、静止している宇宙子といっています。そして、活動している宇宙子の+(プラス)と-(マイナス)、静止している宇宙子の+と-という、各種の働きの交流によって、純然たる精神も生まれ、純然たる物質も生まれてくるのであります。

宇宙子科学をやっておりますと、精神といっても、たんに精神と一口に言えるようなものではない、宇宙子のプラス、マイナスの混ざり具合、角度、場、物質との関係等々にとって、数知れぬほどの精神状態というか、段階というか、階層というか、各種の相違が出来てくるのです。

物質もこれと同じことがいえるのでありまして、動物と人間の相違にしても、人体内の肺と心臓、胃と腸の違いにしても、宇宙子の数やその働きの角度等々の各種の原理の相違によって、その形や働きが異なってくるのであります。

それも、ある人とある人の腸とでは、同じ腸でも、内部のでき方が異なっているのです。そういう細かい原理がわかっていないと、真実に人間の体を癒すことも、精神の状態を神の子としての立派さに磨き上げることも、なかなか難儀(なんぎ)なことであります。まして、世界人類の平和達成という大目的の前には、現在の物質科学だけでは、とうてい及びもつかぬことのように思われます。(つづく)

五井昌久著『光明をつかむ』より