(前略)私の教えを聞いている人は、
決して人を責めちゃいけませんよ。どんなにその人が間違っていても、
それを「間違ってる、間違ってる」
と責めるんじゃなくて、
それは消えてゆく姿として、
消えてゆく姿を
認めてやらなきゃいけない。そして、
いいほういいほうを想わないとね。それには、
世界平和の祈りを
黙って祈ってやるんですね。言葉で小言を言うよりも、
黙って世界平和の祈りを祈ってやり、
その人の天命が完うされますように、
と祈ってやるほうが、
その人を生かすことになるんです。それを、
私が一生懸命教えているんです。
五井昌久著『自由解脱への道―聖ケ丘講話』より