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病気について②

(つづき)

一人治り二人治り、大勢が治ってくると、ワクチンを使えば治る、種痘をやれば大丈夫だということが、皆の中に非常に強く影響するわけです。人の心に伝わってゆく。

そうすると、病気にならない、治るという信念が強くなってきます。それで治りが非常によくなってくる、ということがあるんです。
発見者の愛の想い、薬の効き目、それが効いたことによって「効いた」という信念、この三つが加わって病気が治ってゆくんです。

だから本当のことを言えば、「病気にならない」という信念があったりすれば、病気にはならないわけなんです。

ところが心の底から、「オレは病気なんかにならない」という信念を持った人は、数少ないわけなんです。

だから、霊作用と医療の問題が一番難しいわけです。《小児麻痺が医学的処置だけで治る》というよりも、中に押し込んでしまうわけです。出てきたものを押さえる、押さえるから現象的には治ったように見えるけれど、今度は違う病気になって現れてくる。

種痘でもって天然痘はなくなりましたね。なくなった代わりに、他にガンが増えたり、不思議な病気がいろいろと増えてくるわけです。

症状は変わるけれども、病気が治ったわけじゃないんです。症状は変わった、依然として毒素は中にある。

障りも依然とあるわけです。それは本当に治ったわけではなく、抑えておくだけです。

実際問題とすると、その場が治ればそれで助かった感じがするから、それでいいわけなのです。今の西洋医学というものは、そういう医学なのです。現れてきたもの、症状を治す。

だけれども、病気を治したわけではない。(つづく)

五井昌久著『講話集〈3〉自分も光る人類も光る (講話集 3)』より