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神の世界になるに決まっている

(前略)

私は三十歳くらいで解脱した形になった。どうして三十歳くらいで解脱する形になれたかというと、それは、前の世があるからです。前の世があれば、その前の世もあれば、そのまた前の世もあれば、その前の世、その前の世……と、ズーッとあるわけなんです。

人間の天命というのは、この世の五十何歳、八十何歳じゃなくて、前の世のそのまた前の世の、前の前の世、ズーッと過去をさかのぼって、大神さまから分かれた直霊が人類の元を創ります。

そのとき、直霊から分霊が出来、分霊から分霊が生まれ、その分霊から分霊が出来、というように、たくさん出来るわけです。

その分れ始めから決まっているのです。初めから、「この人はこういう役目をして、天命を完うしてゆくんだ」とか、「こういう人はこういう役目をして、天命を完うしてゆくんだ」とか、「この人はこう」と決まっているんですよ。

その決まっている役目を果たすまでに、いろんな苦労をしたり、経験をしたりして、やってくるわけなんです。ですから本当は、この世の中が亡びるように見えたって、最後は神さまがやっているんだから、必ず神さまの世の中が出来るに決まってるんです。それが出来なかったら、神も仏もありゃしないんです。

必ず神さまのみ心が、この地上界に現われるに決まっている。その決まっている一番初めに、この太陽系では、金星が一番先に成就したわけです。一番立派な人類を先に創ったわけなんです。

それは昔からそうなんで、今さら、金星が出てきたわけじゃない。初めてアダムスキーが宇宙人と言ってから、みんな急に、「宇宙人、宇宙人」と言い始めて、ブームになったけれど、実は昔から宇宙人はあるわけなんです。

この世の中は、地球の人類だけでは救われない世の中、ということは決まっているんです。それで、初めから神さまが直霊と守護神に分かれて、守護神のほうから来たのは守護霊だし、直霊のほうから分かれてきたのは分霊(わけみたま)なんです。

内部的には、”直霊ー分霊”と来ている。そして外部的には、”守護神ー守護霊”と来て、それらが四者一体となって、この地上天国を創ってゆくことになっているんです。四者一体と言ったけれど、本当は一つなんです。

(後略)

五井昌久著『自由解脱への道―聖ケ丘講話』より