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悩みが消える一心決定の祈り③

(つづき)本質はみんな神の子で、いいんです。

嫌なものがついているのは、業がついているわけですから、「嫁と息子たちの本心が現れますように、天命が完うされますように」と祈りつづけていますと、業がどんどん消えてゆくのです。

そうすると、自分と気の合う人になってくるわけ。

自分のほうも、気が自然に合ってゆくのです。

みんな、「自分には業がない」と思ってるんですからね。

「嫁だけ悪い、向こうだけ悪い、自分はちっとも悪くない」と思っている。

ある夫婦がありました。

その奥さんが、私に怒鳴りつけられた。

「お前のようなわがままな奴はいない。いい息子があって、いいご主人があって、何故、嫁のことを恨むのだ。お嫁さんは息子のものだから、お嫁さんは息子に任したらいいじゃないか、あなたにはこんないい、優しい旦那がある。それ以上、何故ほしがるんだ!もしお前さんが目が見えなかったらどうするんだ!耳が聞こえなかったらどうするんだ!手が不自由だったらどうするんだ!五体満足でなに文句があるか!」と怒鳴りつけた。

そしたらその奥さんは、「どこかの予言者に、お前は癌で死ぬと言われた。それが心残りだ」と言うんです。(つづく)

五井昌久著『悠々とした生き方―青空のような心で生きる秘訣 聖ヶ丘講話』より