(前略)
本当の救われというものは、過去世の因縁というもの、神さまから離れていて積んだ想いがみんなきれいに消えてしまって、安心したという状態です。
安心した中から生まれてきた現世利益というものであれば、それは本物です。これが一番幸福だ。
「安心もいたしました。何が来ても驚きません。みんな神さまに任せてあるから大丈夫です」という心境の中から生まれてきたお金であったり、地位であったりしたら、それは本物です。
それこそ、「本当によかったな、あなたも立派だったな、よかったね、おめでとう」と私も涙を流して喜びますよ。
そうならなければならないし、またそういうものでなければ、この末法の世では価値がないんです。
(後略)
五井昌久著『光明の生活者-五井昌久講話集3』より