< Tさんの体験談 >
「個人指導の時、先生が“今日は病気が治る秘訣を教えてあげましょう。三つの約束ができますか?”とおっしゃいましたから、“ハイ、先生のおっしゃることなら、なんでも約束できます”とお答えしました。
私は夢であっても、先生のことなら100%信じ、100%いうことを聞き、大変素直なんです。
“あなたは患部を触って、こんなに大きくなって、一体どこまで大きくなるんだろうかと心配ばかりしている。だからいけない。
明日から絶対に患部に触ってはいけない。それが一つ。
二つ目は、私がお浄めで病気の想いを消してあげても、あなたは“病気だ病気だ”と家に帰ると思う。
“私は病気だからいつごろ死ぬのかな”と、カレンダーを見れば、“私の寿命はいつかな”と思い、先生が消せば、そばから“病気だ病気だ”と思っている。
それではいくら消してもかぎりがない。もう明日から、決して病気だと思っちゃいけない。
三つ目は、あなたはあと一ヶ月で死ぬか、三ヶ月で死ぬかと思っているけれど、人のいのちは、神よりほかに知らない。
丈夫で歩いている人だって、あと5分後のいのちかもわからない。今夜にも自動車にはねられたり、ガス中毒で死ぬかもわからない。
そうかといって、今寝ている人が十年二十年生きるかもわからない。
だからもう、“今日一日のいのちなんだ”と思って、半年後だの三ヶ月後だのと考えることは絶対にやめなさい。
あなたは今日一日、夜まで(のいのち)だと思いなさい”
先生に言われて、“約束します”と申し上げました。(つづく)
五井昌久著『講話集〈2〉みんな救われている (講話集 2)』より