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Tさんの体験談 ~ 病気が治る秘訣の三つの約束③(完)

(つづき)それで、五井先生のお浄めには、体がたまに痛くても、“先生のところに一足でも近く寄って、死ぬんなら死のう、最後のお浄めをしていただいて死のう”と思って通っていたんです。

そしたら一昨年4月の初め頃、夢を見ました。

気がついたら顔に白い布がかかっているんです。“ああ、これは死んじゃったのかな”と思って(笑)、白い布の間からちょっと見ますと、左右にお医者さん一人と看護婦さん、向こうに看護婦さんが大勢いらっしゃる。

“これはどうも手術されるようだ”と思ったんです。“手術されたら治るかも知れない”と思っておりましたら、大変いい匂いのものを鼻のところにあてられました。それっきりわからなくなってしまい、翌朝目が覚めたわけです。

6月28日頃、頭が痛くて目が廻って、家がグルグル廻って寝ておりましたら、上から下から、吐いたり下したり、大変だったのです。

4日間ばかり何も口にしないで、苦しくて痛くて寝たきりでおりました。

“ああそうだ、五井先生にお願いしてみよう”とお腹に手を当ててみた。4日も(食べ物を)いただかないのですから、(お腹が)洗面器の底みたいにペチャペチャなんです。

そしたら、おにぎりがないんです。

こんなに大きな握りこぶしより大きな塊があったのが、なくなっちゃっているんです。

どこをどう探してもないんです。しばらく呆然としておりました。

“これは一番に先生にお礼申し上げなきゃ”と思ったんですけれど、治ったこともまた忘れてしまい、今日まで先生にお礼申し上げるのを忘れてまして、どうも申し訳ございません(爆笑)(後略)

五井昌久著『講話集〈2〉みんな救われている (講話集 2)』より