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守護霊の働きについて

ここで一寸、祈りの中で守護霊さんはどのように働いているのかということを、説明してみましょう。守護霊さんは、守っている肉体人間とは、かつては血縁のあった霊なので、お互いの交流がしやすくなっています。普通の場合は、肉体人間の方からは交流してこないので、もっぱら、守護霊さんのほうから瞬時の隙なく、被守護体を守りつづけているので、それは大変なことなのです。

しかし、世界平和の祈りを知って、守護霊さんへの感謝をささげている人は真に守りやすいのです。守護霊さんにとっては、守っている肉体人間の今後の運命がはっきり判っていますので、その運命が少しでも良いほうに向かうように、常に波動を調整しているわけです。

例えば、その日予定の飛行機に乗ったら、死傷ざたが起こる運命に守っている肉体人間があるという場合、これを正すために、急に病気にしたりして、その日の旅行を取り止めざるを得ないようにして、その惨事を救ったり、その人の運命のために、あっては悪い人間に会わねばならぬ、という時、もっと重要な事柄が起こって、旅行にたたねばならぬようにしたりして会わせなかったり、いろいろの方法で、その人の苦難の道を防いでやっているのです。

守護霊さんは、肉体人間の両親や祖父母と違って、守っている子孫の心の中の運命からすべてが判っているので、実に頼りになる存在なのです。ですから、肉体人間のほうでは常に常に守護霊さんへの感謝をつづけ、ますます守りやすいようにしてゆかなければならないのです。

守護霊さんは、自分の力の及ばぬ時は、守護神さんに援助を求めて、あくまで守っている子孫を立派にしてゆこうとしているのです。守っている子孫が大きな苦しみにあっているような場合でも、それがその子孫の魂をより立派にするものであれば、じっとそれを見守っています。そしていざとなれば、一挙に救ってしまう場合もあります。

何はともあれ、大神さまは地球人間を立派にしようとして、神々に援助の手を差しのべさせているのでありますから、人間側は、それを信じて、世界平和の祈りと、神々への感謝を行じつづけていたらよいのです。

私たちは、それを実行し、そのことが真実であることを、はっきり知っているのです。地球は今や、たんなる地球ではありません。大宇宙の中の一つの世界としての地球であって、これからは、多くの星々と手を取り合って、大宇宙の大調和のために、働いてゆくことになるのです。

そのために、世界平和の祈りは、大事な祈りでありまして、一人でも多くの実行者を得たいと思います。もう過去のような宗教のあり方ではなく、個人人類同時成道の宗教の時代になってきているのであります。宗教と科学が十字交叉して、地球世界の完成へと進んでゆくことになるのであります。

五井昌久著『自らを信ぜよ』より