2015-06

著書

安心立命の境地を得るには

光は業よりも強いのですよ。けれど、人間はそうは思わず、業のほうが強いものだ、と思っている。それは間違いです。この誤った考え方を正すには、内なる光、守護霊守護神のことをひたすら思うことです。これをつづけて行じていれば、業は自然に消えて、安心立...
著書

浄まった魂の状態とは?

「浄まった魂とはどういうのでしょうか」ときいた人がいた。五井先生はこうお答えになった。「はたから見れば明るく無邪気で、自然に人のためにいいことができるような人。自分側からみるならば、いつもスッキリとしている、把われがないという状態ですね。気...
著書

運命を変える力

どんな状態になっても、深い祈り心さえあれば、常に生活の危険を乗り越えてゆけますが、祈りのない生活ではこの世を安穏(あんのん)と暮らしてゆくことは出来ません。一人一人の運命は、大きなことはもうすべて決まっているのですが、自分たちの力で運命が変...
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著書

芸術精神と宗教精神⑥(完)

(つづき)人はいつも美を求め、そして神を求めなければなりません。あらゆるものから美しさを見出す力。これは、神を求める力であり、美を探求する芸術精神なのです。これがなければ人生はゼロです。愛の心の現われはすべて美です。愛の現われていないものは...
著書

芸術精神と宗教精神⑤

(つづき)真の極致、善の極致、愛の極致は美であります。女性の肉体の美しさを画いても、その画家が肉体の奥にある本然の美、女性の本質を画かなければ、私たちはそれを美しいとは言わないのです。それは五感の美しさ、消えてゆくはかない美しさであり、天に...
著書

芸術精神と宗教精神④

(つづき)いかに現象世界にあって、明日食べる米がなくとも、生きる時は生きるのです。生命ある限りは、米は必ず与えられます。これが原則です。ですから明日の米のことを思い煩う必要は、本当はないのです。出来る限り今日の人事を尽くして、そしてよい音楽...
著書

芸術精神と宗教精神③

(つづき)儲けよう、名前を売ろうとの欲だけで、世に出るのでは駄目です。何か人のためになることをやろう。世のため、あるいは国のために何かをしよう。というような心を持つように、子供たちを導くことですね。それには伝記などもよいでしょう。偉大な一人...
著書

芸術精神と宗教精神②

(つづき)宮沢賢治や吉田一穂(いっすい)や北原白秋などの詩は、その言葉がどういう意味なのか、一つ一つの意味はわからないものがあるけれど、読んでいると音楽のようにひびいてくるのです。言葉の解釈は出来ないけれど、流れてくる素晴しい生命を感じるの...
著書

芸術精神と宗教精神①

人間とか自然とかの、本当の姿を見極めてゆくことが、宗教精神であり、芸術なのです。バッハとかベートーヴェンとか、ミケランジェロやロダンという素晴しい芸術家などは皆、肉体の頭で作曲したり、彫刻したりしたのではなく、直観に感じて作ったのです。ベー...
著書

潮騒のひびきをききながら

(前略)ひびきわたる潮騒の中に、私は神のみ心を感じる。潮騒の底の底の底に、地球を地球たらしめ、宇宙を宇宙たらしめている、生命の根源の力を、私は強く感じている。潮騒は海の呼吸だ。吐く息、吸う息に、海の生命が働き、そして深い安らぎがある。大空と...
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