(前略)もう肉体人間の力だけではどうにもならないところに、地球の運命は立ちいたっている。この事実を、人々は眼を見開いて見つめるがよい。
果たして自分たちの力で、戦争を防ぎ、天変地変を食い止めることができるのか、その時になってからでは遅いのである。今、即刻考えねばならぬ問題なのだ。
私は率直にいう。神の力なくして、地球の存続はゆるされない、そういう時期に今はなってきていると。
守護の神霊との一体化によって、人々の精神と地球の物質波動とを、宇宙の正しい波動に合わせる働きをすることこそ、現在、人々がなさねばならないことなのだ。
その方法が世界平和の祈りなのである。世界人類が平和でありますように、と真剣に人々が唱える時、救世の神々の光明波動が、地球の乱れた波動を正しいリズムに乗せて下さるのである。私たちはそのさきがけとして、日夜、祈りの生活をつづけている。
祈りなくして、人類の平和は絶対にこないということを、私は明言しておく。私たちは何にもまして、世界平和の祈りを祈りつづけ、平和の力、神々の力を地球に導き出すのである。
神々ははっきり私たちの上に生き生きと働いてくださっているのだ。私はその事実を、肉眼でみ、肉耳できく以上に知っているのである。
五井昌久著『行雲流水』より