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神の光を放射する人になろう

(前略)皆さんは祈りということを、はっきり知らなければなりません。

祈りとは、ただお願いすることではありません。

想いを強めるということでもありません。

肉体にある自分が、想いに乗って、神のふところに還(かえ)ることであります。

そして、神と一つになって、その生命の光を、障(さわ)りなく放射することであります。

神の光がそのまま個人に現われ、世界人類に現われれば、必ずその個人は平和になり、世界人類は平和になるにきまっております。

なぜならば、神の光は愛であり、調和であり、平安であるからです。

人間の想念が、神のふところに還っていって、そこから新しく出発しさえすれば、この世界の業想念からきている不調和な状態は、いつしか消滅し去ってしまい、神の世が、この地上世界に現われることは、決まった原理なのであります。

五井昌久著『非常識・常識・超常識』より