(前略)守護霊というのは人間にくっついてるんです。ひょうたんのようなの。守護霊の光が大きいでしょう。肉体人間は小さいんです。逆さひょうたんのような形なのです。上が大きくて下が小さいんです。
守護霊さんに感謝していれば、大きいほうから光がスウスウと流れて入ってくるんです。そして、肉体人間のほうは力が出てくるんです。
それで、人間の内部、奥には直霊(生命の元、大霊)があるんです。奥というのは上なんだ。内部というのは天なんですよ。
こんな形(肉体)があるから邪魔でね、内部というと、「先生薄いなあー、どこにあるんだろう」(笑)「すぐすけて見えちゃうけど見えない」なんてね。
物じゃない、形じゃないからね。この心の中から天につながっているんです。直霊というのがある。人間、人類の一番の力の元です。その分かれが分霊で皆さん。
形の世界のほうでは、上に守護霊がついている。その上に守護神がさらに大きくついている。それで、中の分霊の力を一生懸命出そうとして、向こうから年中、光の注射をしている。
ところがほとんどの人は、自分に守護霊がついて一生懸命守ってくれているとか、守護神が守ってくれているとかいうことをわからないんです。だから運命が悪くなると、だめになってしまう。
それで、よし救ってやる、うちの神さまを拝め、なんていわれるとついてゆく。なんか知らないけど、お経なんか上げたりする。そんなことだけじゃ救われませんよ。
何故かというと、自分の神さまの姿、自分の神性というものを一番知っているのは、自分の守護霊であり、守護神なんです。自分なんですよ。
自分が一番よく知っているのに、他人に頼む必要はないでしょう。自分の守護霊が自分についているんです。わざわざよそへ行って、救ってもらうことはない。
ひどいのがあるんですよ。あなたによい守護霊をつけてあげます。(笑)バカいっちゃいけないよ。自分の魂についているのに、いい守護霊もへったくれもありゃしないでしょ。
守護霊も守護神もついているんです。「うちでいい守護神をつけてやるから三千円よこせ」(笑)「これは少し位がいいから一万円だ」なんて(笑)、バカいっちゃいけないね。金でもって守護神がつくわけじゃない。そんなのがあるんですよ。(つづく)
五井昌久著『素直な心-五井昌久講話集2』より