さてこうやってこの現象界をみていて、世界の様子をみて、個人個人の様子をみると地上天国なんて出来そうもない。
そこで、普通ではそんな地上天国なんて出来ないという説が多いんですよ。ところが出来るんです。
なんの力によって出来るかというと、守護神守護霊の力によって出来る。それに宇宙人の力が加わるわけです。そして出来るのですよ。その助太刀の神霊たちと手をつないで、この地上界に降りていただこう、というのが世界平和の祈りの大眼目なんですよ。
消えてゆく姿で世界平和の祈りをやっていれば、自分は安心立命します。だんだんやってゆくうちに怖いものはなくなってきますね。だんだん自分が不動心になってゆくし、偉くなってゆきます。そして自分の周囲によい影響を与えますね。
しかしそれだけでは足りないんですよ。人口が多いから、二十何億あるからね。(昭和30年代の人口)
そこで目の当たりに光り輝くものがパーッと現われるような大奇跡を見せなければ、本当の平和は来ないんですよ。それを右と左にやっているわけです。
片一方ではこの教えによって、世界平和の祈りで、あらゆる業想念、怒りも妬みも自分をいじめる想いも、人をいじめる想いも、すべて世界平和の祈りの中に全託しちゃって、消してもらう。
世界平和の祈りの中にすべて投げすてて、救世の大光明で消してもらうわけです。それと同時に、宇宙人に降りてきてもらって、宇宙科学でもって地上の戦争や天変地変を防ぐ、地上の業想念を浄めるという、二つの働きをするために、世界平和の祈りをやっているんですね。
だから地上天国が出来た時には、暴風雨もなければ、地震もなければ、争いも餓えもないということになるんですね。
それは理想世界であって、現実に現われる世界なんです。
必ず現われるんです。
そのために世界平和の祈りが出来ているんですよ。
五井昌久著『質問ありませんか?―聖ケ丘講話』より