(前略)一番初めにさかのぼりますと、何があったかというと、まだ混沌として燃えていたり、崩れていたり、ふくれ上がっていたりしている時代がありました。その時には、生物はいなかったわけです。
その頃、金星なり火星なり、ようするに古い星の中では、もう完全な人間が出来ていたわけです。
その中から地球界をちゃんと作るために、派遣されて来たわけです。
そして、物質界と霊界と混淆(こんこう)した世界が出来てくる。いわゆる神なる人間と動物なる物質と混合して、この肉体界、地球界が出来てきたわけなのです。
やがて完成しますと、霊界と肉体界とがまったく一つになり、神我一体になって、本当の地球世界が出来るわけです。(後略)
五井昌久著『白光誌1964年10月号』より