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時は来たれり⑨

(つづき)

平和になるということは、今までの業想念が全部なくなるということですよ。

よく考えてみて下さい。今までの業想念が全部なくならなければ平和にならないんです。一つでもあっては駄目なんですよ。全部なくすんです。全部なくすのは何かといったら、こちらからすれば祈りです。

「世界平和の祈りですよ」と、宇宙人のほうでは言う。「あなた方がやるのは、世界平和の祈り一念で心を平安にすれば、自ずから光が方々へ流れていく。自分たち宇宙人としては、科学力をもってやる。だから緊密なる協力をしてやりましょう」と握手したわけなんですよ。

今は人類が始まって以来の最大の転換期です。第七劫に入っているのですから、この機会を逃してしまったら大変です。

神と一つにならなければ駄目ですよ。神と一つになれるんだから。なれないと想っているだけだ。神さまはなんだか遠い処にいるようでしょ。神さまは自分の中にあるんです。だから絶対になれる。私はなっているんだから。

私は波動調整はいらないんです。とっくの昔、知らないうちにやらされちゃった。宇宙人がやるつもりなら、みんなが嫌だと言ったって、辛い厳しい修行をやらせますよ。そこで私が言うんです。本当に地球を平和にするためには、それをやらされるかもしれませんよ。絶体絶命に立たされるわけですよ。それでは大変ですし、みんな出来ませんよ。

そこで、それをやらされる前に、世界平和の祈りの中にあらゆる業想念、あらゆる欲望、甘えも、みんな世界平和の祈りの中へ入れてしまいなさい、と言うのです。だから「甘くないよ」と言うのです。もう厳粛ですよ。宇宙人は妥協してくれないのです。

それをやられるよりは、少しくらい自分のしたいことをしなくたって、怒りたいところを怒らなくたっていいでしょ。そのくらいのことは問題じゃない。だから皆さんは世界平和の祈りばかりをやっていなさい。そうすれば、自然に光明体になるでしょ。

皆さん方には古い人もあるしね、新しい人もあるけれど、いつも光明一元、いわゆる平和の祈りをしているんですから、その中に入っていれば、一遍に波動調整をやらなくても済むんです。一遍にやられないように、私は頼んでいるのです。

「宇宙人の諸兄よ、あまり宇宙人並みに扱ってくれるなよ、今のところは穏やかに願います」と、私が仲に立って言うわけですよ。だから悦子さんの修行でも、13時間ぶっつづけではねぇ……、あんまりすごいから途中で見かねて、ちょっと拍手を打って止めたんですよ。私がやれば、止めることは出来るんです。だけど止めたんじゃ、またどこかでやることになる。だからしょうがないでしょ。神さまがやってることですから、止めないでやるだけやらしたのです。

昔の私だったら、とてもかわいそうでかわいそうで、自分のほうが先に泣いちゃうけどね、もう泣かないんです。私はもう泣きません。(笑)もう、天命を完うせしめ給え、ですよ。ついに敢然として乗り越えたから、もうそれはなくなってしまった。大成功したわけです。

(つづく)

五井昌久著『魂が大きく開く時 (聖ヶ丘講話)』より