(前略)
肉体人間の力では、水の一滴、少量の空気でさえも、神の基本的要素を使わなければ、生み出すことが出来ないのです。
その事実を正直に見つめる必要があるのです。
その事実を正直に見つめてまいりますと、何もの何ごとにつけても、感謝の心が起こってきます。
昔から行なわれておりますのは、太陽への感謝行です。
太陽に対する感謝行というのは、特に宗教的という立場に立たぬ人でも、昔からしておりますが、こういう素朴な感謝行こそ、頂き直す生き方の根本的な生活態度といえるのです。
太陽の光がなければ、万物が生育致しませんし、人類も生きることが出来ません。
太陽光線は、まさに神の御恵みなのです。
(後略)
五井昌久著『聖なる世界へ』より