(つづき)そこで悪いことが現れ、不幸のようなことが現れ、自分に都合の悪いようなことが現れた時に、「ああ、これは過去世の因縁が消えてゆく姿だなぁ、ああ、これで消えたんだ、有り難うございます、必ずこれからはよくなるんだ、有り難うございます」と、どんな不幸にぶつかってもやるんです。
そして、世界平和の祈りをやっていますと、だんだん心が明るくなっていきます。
「ああ、消えてゆく姿だなぁ」と心から思えなくても、一生懸命思おうとすると、悪い想い、暗い想いが潜在意識に入るのが、ズーッと少なくなる。
それに平和の祈りをするから、救世の大光明が一〇〇%入ってきます。差し引きよいものがズーッと多く入っていきます。それがやがて現象界に出てきて、いいことが現れてきます。
世界平和の祈りをしていれば、平和の祈りが光となって入ってくるから、必ずいいことがあるに決まっているのです。
必ずよくなるけれども、一朝一夕でなるものではない。今日やったから明日、去年やったから今年よくなるというのでもない。
なかにはそうなる人もありますが、しかし因縁の深い人はそうはいかない。何年もかかるかも知れないけれども、必ず現象的にもよくなるし、心の状態も必ずよくなるに決まっています。
その窓口が二〇%開いている。形は二〇%に見えるけれど、無限の自由世界に拡がっている。
ひろがって出てしまえば無限、生命の自由を得る悟りの境地には入ってゆくわけです。
それを私は、一生懸命教えているわけです。(後略)
五井昌久著『悠々とした生き方―青空のような心で生きる秘訣 聖ヶ丘講話』より