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罪をかばうことは愛ではない

(前略)
宇宙の法則として、
犯した罪は悪として、
必ず自分に還ってくるのです。

それを人間の甘い感情で、その悪を
かばってしまおうとする癖が
日本人にはあるんです。

悪事をされたその当座は非常に憎むが、
しばらく時が経ってしまうと
その人間を、
「あれはその時の出来心なのだから、
重い罪にしてはかわいそうだ」と、
その人間の罪を軽くしたがるのです。

そして、それが世論になったりして、
罪を軽くしてしまうのです。
それは実に誤ったことなのです。

犯した罪はすみやかに償ったほうが、
その人のためにもなり、
社会秩序を乱さないためにもよく、
国家の尊厳を維持するためにも
よいのです。(中略)

ですから悪をかばったり、
許したりすることは、
愛にはならないのです。

誤ったことはすべて現われて、
そして消えなければ
きれいになりません。

ごまかして隠していては、
霊的に枯れてしまうのです。

日本人は一体に
自分の悪を隠すとともに、
人の悪をも隠してしまう
性質があります。

それを善事と
誤り思っているんです。(後略)

五井昌久著『生命光り輝け-五井昌久講話集1』より