(前略)
神さまから見た人類の幸福というものは、どういうものなのでしょう。神さまから人類を見ますと、肉体人間として映るのではなく、神霊幽という階層にも同時に働いている生命体として見ているのです。
そこで、その全階層を通しての幸福ということを神さまから見れば、生命の自由自在性を各自のものとしている状態を幸福と見、その状態に全人類をもってゆこうとして、愛の光を投げかけているのでありまして、肉体人間側が肉体生活の幸福だけを幸福と見ていて、その線に沿った生活だけを望んでいるのとは違うのであります。(後略)
五井昌久著『白光誌1978年1月号』より