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霊障について(後半)

(つづき)私たちがそれを見ますと、「ああ誰々がいるな」というので、気合をかけたり、拍手を打ったりして浄めるわけです。

ところが執念深く、何十年来もついているのは、一度や二度では取れない。うっかりすると、その人まであの世へ逝ってしまうことになるのです。

だから(※そういう場合は)少しずつ少しずつ離し、浄めてゆくのです。新しくついたものなら、パッと浄まります。そういうものなんですよ。

だから私はよく言うのです。この肉体に生きている間は、何もしなくていいから、あの世に行ってまで人に世話をかけるな。

あの世へ行ってまで世話かけるのが一番いけないことです。この世でなんにもしなくていいから、せめて、あの世にも生命があるんだな、死んでも生命があるんだな、という気持ちをもって、守護霊さん守護神さんにすがっていなさい、というのです。

守護霊さん守護神さんにすがっていれば、なんにもしないどころではなくて、すがっていることそのものが、この世に存在意義があるわけです。

守護霊守護神につながっているような人は、何かしら人のためにしなければいられないのです。自然に人に親切にしたり、ニコニコしたり、「ああ、なんて感じのいい人だな」って思われて、この世の中にやわらかい雰囲気、温かい明るい神さまのみ心を振りまいてゆくわけですから、人のため、世のためになっているわけです。

おじいさんおばあさん、あるいは病人で、何か事柄としては出来ない人もありましょう。そういう人たちは一生懸命、守護霊守護神にすがりながら、平和の祈りをしていれば、平和の祈りをしていること、守護霊守護神に感謝していることそのままが、この世のためになり、あの世のためになるわけです。だから、そういう生き方をしなさい、と私は説くわけです。(後略)

五井昌久著『空即是色―般若心経の世界』より