(つづき)それで皆さんは、世界平和の祈りの中に救いを求めて来たわけなのね。
自分で知っても知らなくとも、ふわーんと来ちゃった人もあるだろうし、病気を治してもらうために来た人もあるし、貧乏を治してもらおうと思ってきた人もあるし、子どもの病気を治してもらおうとか、夫婦の中を直してもらおうとか、来るんですね。それは、上辺で来たんですよ。
本当の魂のほうは、守護霊のほうはそういうんじゃなく、魂の本心の開発のためにここに連れてきたわけなんです。
それでやっているうちに、だんだんご利益信仰というのはどこかへ行っちゃって、いつの間にか本心の開発を求めてしまうんです。
ご利益のほうは、いつの間にか忘れてしまうんだもの。どっちでもいいと思っちゃってる。
どっちでもいいと思ったときは、よくなっています。そういう想いを捨てちゃうと、病気も治っちゃうんですね。
そういうふうに、みんな本心の開発のために生きているわけです。
はじめのうちは、ご利益のことばかり考えている。そのうちに、そういうことを忘れちゃう。
忘れた頃になると、自然自然に整ってくるんです。(後略)
五井昌久著『講話集〈4〉想いが世界を創っている (講話集 4)』より