こんなに汚れた地球の上で一体何ができると云うのだ
国と国との権益争いが
すべてに先行しているこの地球世界に住みついてしまうと
誰も彼れもが自分たちの利害得失の中に閉じこもってしまう
誰も彼れも神の光をうちにかくしてしまって
業波動の中で真理をもみくちゃにしてしまう
真理そのものであるはずの宗教も科学も
業(カルマ)の軌道から脱去でき得ずにいる誰かが起たねばならぬ
地球世界の業(カルマ)の波を浄めさるために
人類愛の光をかかげて
誰かが強力に起ち上がらねばならぬこんな時世界平和の祈りが生まれた
世界平和の祈りの中で
救世の大光明波動が急速に地球世界を照らしはじめた
宇宙天使が天降ってきた
愈々(いよいよ)宇宙科学が生れた
大調和波動を地球界にもたらす宇宙科学がはじめられた宇宙科学は力の科学ではない
調和波動の科学だ
あらゆる波動を調和させる宇宙神のみ心そのままの科学だ地球科学はすべてを物として把え
宇宙科学はすべてを神のみ心とみる
力の科学は武器を生み戦を生む
武器を持つ手に平和が訪れることはなく
武器を生む科学が世界を調和させることはできない調和した心の波を地球界に投げかけ
世界人類の心の波を神のみ心に合わせ
あらゆる争いの波動を鎮める宇宙科学からは戦いは生まれない
今こそ地球界に真の平和が生まれようとしている地球人類を救う唯一無二の道
それは古びた宗教観でもなければ
物に固着した科学でもない
世界平和の祈りから生まれた大調和波動そのものの科学なのだ
五井昌久著『平和讃-詩集』より