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宇宙人の出現④(完)

(つづき)
このようにハッキリ言明しているところはどこにもないのです。みんなうやむやにしているのですね。今に救世主が現われるとかなんとか……。ごまかしているのです。

今まで具体的に日本を救う、世界を救うなんていうことはないのです。ただ言葉で言っているだけでは、何にもならない。今はそんな時期じゃなくて、現実に救わなければならないのです。

現実に救うのは何かというと、守護の神霊が本当に現われて、肉体人間をアッと言わせなければダメでしょう。宇宙人が現われて、地上を守るんだ、正しい平和の祈りを持った、平和な心の人を守るんだ、という言明がなければ、誰も信用しないし、ついてきゃしません。

だから今までのように、観念論の宗教はもういらないのですよ。観念論で、いくら仏陀がこう言った、キリストが言った、と言っても、なんにもなりません。それを知っていたのが、合気道の植芝先生。「釈迦やキリストにはまかせちゃおけん」と言っているでしょう。本当に神さまが現われなければダメ。

神の化身が本当に現われない限りは、この世界は救われないです。本当の力を持ったものが肉体にいて、それでやるよと方向を示してくれ、自分が実践しなければダメですよ。その実践が世界平和の祈りの運動なのです。

だから単なる平和運動とは違い、ただ単に世界平和を祈っているものとは違って、超々超々、いくら超を足しても足りないくらいに現実を越えた真実が表れない限り救われない。

昔だったら夢だったかもしれない。けれど夢ではない。お釈迦様が法華経を説いている時に、地から菩薩が湧き上がり、天より菩薩が天降ってきて、仏菩薩、要するに神霊が現われたのです。物質化現象があったのです。お釈迦様の時代に物質化現象があって、もっと進んだ現代において、仏菩薩、神霊の物質化現象が現われない、というわけはない。

現われるんです。私の役目などは、本当にその役目なんですよ。その役割のために来ているのです。私と同じようなことを言う人があるかもしれませんが、それはどこで現われたって結構なんです。

しかし、私たちの世界平和の祈りは、本当に世界平和の祈りなんだから、それはきれいな平和の波をこの地上界にふりまいている。皆さん方が世界平和の祈りを祈ることは、光を放射している、光の波を出していることなのです。それをやらなければならない。(中略)

本当にやる人は黙ってやります。それでいよいよ自分がやろうとする手前で言いますよ。それで私も、今まで宇宙人の出現とか、物質化現象とか言わなかった。言わないで、満を持して、待って、「サァ」と言い始めたのです。
(おわり)

五井昌久著『天命を信じて人事を尽くせ (聖ケ丘講話)』より