(前略)肉体が波動であると同様に、この地球というもの、大地、地殻も波動なんですよ。波動が乱れているのを直そうとして、直す姿が地震になる。
だから、この地殻の波動の乱れを直しさえすれば、地震はなくなるわけでしょ。自然の働きがそこに現われれば、地殻を直そう、エネルギーを発散させようとして変動が起こる。それが地震です。
ならば、人間の心の波動の方で、その地殻の歪みを直せばいいわけで、そうすれば地震はなくて済むわけです。その直す方法が祈りなんですよ。
地殻が変動しているということは不調和なんですから、人間が祈りで神さまと一体となって、調和の波動を送れば、自然に地球の内部で波動が直る。波動が直れば、物質体の地面が矯正されるんです。
人間は波動、肉体も心も波動なんだ。自分の体が動けば世界中に伝わるんだし、自分の一挙手一投足のすべてが世界中に通じているんだ、自分の想念というものは世界中に影響を及ぼし、自分の祈りというものは世界中に通じているんだ、ということを深く認識すれば、それだけ強い力になって、あらゆる面に働きかけるわけなんですよ。
だから地震を防ぐ唯一の方法は、守護霊、守護神と一体となって、神さまのみ心と一つとなって祈ることです。「世界人類が平和でありますように。どうか大地が調和しますように。われわれの祈りで地震がありませんように」でもいいですよ。
「世界人類が平和でありますように」の”平和”ということは、地震がないことでもあるでしょ。地震が祈りによってなくせるんだ、という自信をもって、地震を自信に変えてしまって祈りつづければ、地殻の歪みは直るんです。地震がなくて済むのです。(後略)
五井昌久著『質問ありませんか?〈2〉聖ケ丘講話』より