スポンサーリンク

生老病死の四苦を超越するために

(前略)本心と業想念の区別がはっきりついてくる
ということが、個人としての
この祈り(世界平和の祈り)での最大の効果なのです。

本心は常に生命そのもの、
神仏そのものでゆるぎないもの、
業想念は常に揺れ動き、諸行無常的なもので、
現われては消え去ってゆくもの。

こうしたことがはっきりわかってくると、
生老病死、つまり、
生きる苦しみ、
老ゆる苦しみ、
病む苦しみ、
死の苦しみ、
この四苦がいつの間にか超越できるまでに
心境が澄んでくるのです。

どんな不幸も苦しみも、現われれば消え去るもの、
そして本心(神)は、永劫に光り輝いているもの、
と思い定めている心境になり切れるように、
知らぬ間になれてくるのです。(後略)

五井昌久著『霊性の開発』より