(前略)天の岩戸開き、
というのがありますね。天照大神という神さまがあります。
神さまの働きの名前です。しかし、みんな各人の中に
天照大神があるわけですよ。
それは光ですね。心の中に天照大神、
神さまがあって、
その神さまが開くことが、
天の岩戸開きというのです。だから
自分が悟ってしまったことは、
自分の天の岩戸開きだし、
人類が悟れば、それが
人類の岩戸開きなのですね。それをなんか
向こうの世界のような気がしてね。
天照大神なんていうと、
なんだかわけがわからない。天御中主命といったって、
なんだかわからないでしょ、
神道以外の人は……。そのように、古事記の話など、
自分たちに遠いような
気がしているような人が随分ある。ところが、
実は自分たちの姿なんですね。自分たちの姿を、
神さまの名前で
みんな現わしているわけです。(後略)
五井昌久著『高級霊(ハイスピリツト)は上機嫌』より