予感がしたとか予感がしないとか、
言うことがあるね。行っちゃいけない予感がしたから
どうしようか、行こうか行くまいか、
なんて言っている人がいるらしいけれど、
おおよそバカバカしいね。本当に行っていけないものなら、
神さま(※守護の神霊)は行かせはしない。
予感とかなんとかより、
行かれない状態になる。神のみ心というものは、
もっともっと深いところにある。当たり前でいいんです。
行かれなかったら
行かなかったほうがいいんだし、
人に会えなかったら
会えなかったほうがいいんだ。だからありとしあらゆるものが、
みんなそれでいいんだ、
ということになると、
それは悟りだろうね。老子の言う、無為にして為せだ。
それで一生懸命、
自分の仕事をするんですよ。サラリーマンは
会社へ行って一生懸命働き、
商人は
一生懸命商売をすることです。
高橋英雄著『如是我聞―五井先生の言葉』より