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神本来の波動を肉体を持ったまま現わす

神様というのは、大自然の運行をなさっていると同時に、人間の内部に働いておられまして、人間そのものとして、この地球界に生まれておられるわけで、地球界が物質的であると同じように、そこに住む人間を物質的肉体というものでつつんで現わしているのでして、神本来の微妙そのものの働きが、物質という遅い波動の中での働きとなりますので、神様の生命そのままがそこに現われるのには、長い年月がかかるものなのです。

その為、その間の人間の世界は、お互いが自己の本質の神の微妙な波動というものがかくされて、粗い遅い波動の世界での人間関係として交流し合いますので、どうしても微妙な波動の交流のように、スムーズに調和するわけにはゆかず、不調和な交流が多くなってしまうのです。

しかし、世界平和の祈りのような、大調和波動の祈りの中で心を備えておりますと、やがては神様本来の微妙な波動が、この肉体をもったまま、現わされてゆくのであります。

宇宙天使などというのは、これを実現した方々なのであります。

五井昌久著『祈りのある生活』より