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生き方について③

(つづき)
何があったって
驚くことはないですよ
恐れることはありません

どんな嫌なことがあっても
それは瞬間です
一日か二日か一月か三月か
一年か三年か十年か
五十年やったって
たいしたことはないですよ

過ぎてごらんなさい
たいしたことはないから
最後の死ぬ一瞬に
あゝよかったな
神さまが迎えに来て下さって
有難いなァと思えたら
今までのことは
全部消えてしまいます

80で死ぬとして
79年11ヶ月何十時間苦しんでも
最後の最後の一瞬に
弥陀三尊が迎えに来て
守護神さんが迎えに来て
サァいらっしゃい
いい処へゆくんですよと
連れていってくれれば
それは有難いです

過去なんか
どんなに苦しんでもなんでもない
今皆さん苦しんだことを
思い出してごらんなさい

苦しくないでしょう
楽しいような気がするでしょう
あゝ私はよく切りぬけて来た
私も案外偉いんだなあ
と思うでしょう

人間の本性は善で
光明だから
どんなに辛い想いを思い出しても
思い出した時には辛くない

どんなに自分をいじめた奴でも
思い出して憎らしいというよりも
あゝああいう人もあったなァ
あの人によって磨かれたなぐらいで
みんな美化されてしまいます

人間の本性は善で光明なのです

いける
いけない
あいつが悪い
こいつがいいと
やっているうちは
絶対悟れない

人間何十才まで生きるか
わからないけれど
80まで生きると決めたら
最後には
必ず救われることは
決まっているのだから
のんきに明るく
その日その日を
感謝して生きてゆきましょう
(つづく)

五井昌久著『大決意』より