(前略)
人間だから、迷ってはいけないのです。
人間だから、怒ったり、悲しんだり
してはいけないのです。
人間だから、
愛はあっても
憎しみはないのです。
そうした人々の感情は、
真の人間が顕現する過程に起こっている
一現象に過ぎないのです。
すべては過去の誤った想念行為の
消えてゆく姿であり、
真の人間、神性顕現の
一歩手前の姿なのです。
私共は、只ひたすら神を信じ、
神を想い、
自己と神との一体を
念じつづけてゆきましょう。
神愛を信ずる不動心こそ、
我等を根底から救うのです。
(後略)
五井昌久著『白光への道』より