(前略)
悪をつかんではダメ。悪は間違った想いの消えてゆく姿。実在するものではない。ですから本当の自分だけをつかめばよい。
本当の自分とは何か。上機嫌の自分です。明るい自分、柔和な自分、光り輝いている自分です。
その他の自分はあるべきものではない。消えてゆく姿の自分なのです。これを徹頭徹尾想うことです。
自分の心を穢すもの、自分の心を不安にするもの、自分の心をヒステリーにする、自分の心を妬み心にさせる、それらは消えてゆく姿です。
ただ本心の前を通りすぎてゆくだけなのです。通りすぎてゆく間、神さまの中に、世界平和の祈りの中に入っていればよいのです。
そうすると、あとで明るく晴れやかになって、”ああ、私はよかった”と思う。
だから本心と業想念とをいつも分けていることです。
通りすぎてゆくと思っていると、だんだん光が大きくなって、宇宙大に光り輝くようになります。
そしていつも上機嫌でいられるようになるのです。
(後略)
五井昌久著『高級霊(ハイスピリツト)は上機嫌』より