(前略)
人間は言い古されている言葉ですが、正直なことがよいことです。
人に正直なこともそうですが、自分に正直であるということも大事なことです。
自分の心の状態や、自分の行為は、善い悪いをはっきり認めて、すべてを過去世からの因縁(原因結果)の消えてゆく姿として、祈り言の中に入れてしまう。
私流にいえば、世界平和の祈り言を通して、救世の大光明の中で消していただく、そして、救世の大光明の神のみ心をそのたびごとに、自己の心の中に蓄積してゆく、つまり自分のもっている心のテープレコーダーに神のみ心の光明心、愛と真と美という人類に必要な要素だけを録音してゆく、そして、自己の心がすべて神のみ心になってしまえば、自然と神との一体化が実現し、悟りを開いた人になってゆくわけなのです。
(後略)
五井昌久著『本もの贋もの』より