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真の祈りと新しい科学②

(つづき)科学が物質やその働きを捉えて、そこから未知の世界を追求してゆくのでありますので、宗教のように直観的に生命の基を知ろうとするのとは違うようなのですが、実はともに助け合って、この世の実体を知ろうとしているのが、人類の生き方なのです。

ところが今日までの科学は、生命は物質から生じてきたように誤解していましたが、実はそれは誤解に過ぎないので、真実に科学を勉強している人は、物質の奥にある生命の働きというものを感じながら、その生命を物質の本質を突き詰めながら捉えようとしているのです。

アインシュタインのような偉大な科学者は、常に生命の根源である神に祈りながら研究を進めていたのでありまして、直観によって知らされたことが随分とあったようなのです。

これからの科学は、このアインシュタインのような宗教精神を持った人々が、その研究を進めてゆかねばならないので、唯物的人間の科学がこれ以上の歩みを進めることは、もはや地球滅亡を促進させるだけなのです。

私達は宗教者なのですが、人類救済の祈りをつづけているうちに、宇宙天使の人々から教えを受けて、宇宙子波動生命物理学(仮称)という科学の学問を進めるようになり、今日では、相当深いところまで進んでまいりました。

私達は、この学問を一口に『大調和科学』と申しておりますが、すべては調和に向かっている科学なのです。(中略)

この大宇宙はすべて大調和に向かって働いているものであることは、宇宙の運行を見つめている人なら誰でもわかることですが、この大調和に向かっている宇宙の動きの中で、地球人類が核兵器のような破壊兵器を造り上げ、その能力をエスカレートさせているということは、宇宙の運行に逆行していることで、もう神のみ心をすっかり逸脱している行為なのですから、神々がそのまま見過ごしておられるわけがありません。(つづく)

五井昌久著『これからの文明文化―新時代をひらく科学と宗教』より